理解する事が大事

hirok

2006年11月09日 01:59




認知症をテープレコーダーに例えると理解しやすい。





「ご飯を食べた事を忘れて、すぐまたご飯を要求する」 のは録音ボタンが壊れて

いるためで、忘れたんじゃなく記憶できないんだということ。




「帰る家を探して、徘徊する」 のは何十年も前の記憶が突然よみがえり

例えば10歳の自分に戻って、その時生活した家を求めるからだということ。


記憶できない、ちゃんと保存できない、突然昔の自分に戻ってしまう・・・。


これまで異常だと思っていた事も、全て理由があるんですね。


これがで理解きれば、認知症の人にやさしい気持ちで接することができそうな

気がしませんか?




もうひとつ「障害」は今、「障がい」と表現するようです。

漢字一文字違いですが、「害」という言葉から連想されるマイナスイメージをプラスに

変えるために直されたようです。


でも、「障がい」ってそもそも何でしょう?


「五体不満足」の乙武さんや、「義足のランナー」島袋さん、

「レインマン」のようなある分野にのみ優れている人もいる。

有名なトムクルーズは「読書障がい」で、台本を読む俳優業ですが

読まないで、あのすばらしい演技ができるって不思議ですよね。


彼らを”すばらしい”と思うことはあっても、障がいをもつかわいそうな人

と見る人は少ないのでは?


ひとつの角度から見て判断しないで、お互いが理解し合うということ

とても大切なことだと思いませんか?