理解する事が大事
「ご飯を食べた事を忘れて、すぐまたご飯を要求する」 のは録音ボタンが壊れて
いるためで、忘れたんじゃなく記憶できないんだということ。
「帰る家を探して、徘徊する」 のは何十年も前の記憶が突然よみがえり
例えば10歳の自分に戻って、その時生活した家を求めるからだということ。
記憶できない、ちゃんと保存できない、突然昔の自分に戻ってしまう・・・。
これまで異常だと思っていた事も、全て理由があるんですね。
これがで理解きれば、認知症の人にやさしい気持ちで接することができそうな
気がしませんか?
もうひとつ「障害」は今、「障がい」と表現するようです。
漢字一文字違いですが、「害」という言葉から連想されるマイナスイメージをプラスに
変えるために直されたようです。
でも、「障がい」ってそもそも何でしょう?
「五体不満足」の乙武さんや、「義足のランナー」島袋さん、
「レインマン」のようなある分野にのみ優れている人もいる。
有名なトムクルーズは「読書障がい」で、台本を読む俳優業ですが
読まないで、あのすばらしい演技ができるって不思議ですよね。
彼らを”すばらしい”と思うことはあっても、障がいをもつかわいそうな人
と見る人は少ないのでは?
ひとつの角度から見て判断しないで、お互いが理解し合うということ
とても大切なことだと思いませんか?